シリア:国内北東部に3種の教育カリキュラム導入(2)
2020年09月28日付 その他 - Aawsat.com 紙


■シリア北東部での3種類の教育カリキュラム
―ユニセフがラッカ、タブカ、ダイル・ザウルに独自カリキュラムを導入

【ハサカ:カマール・シェイフー】

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ムシャッラフ教育局長は述べる。「我々は自治区内の学校や教育機関に約400万冊の教科書を配布した。ユニセフのカリキュラム用の教科書に関しては、いまだ我々のところには届いていない。我々は依然としてユニセフの管理下にある50万冊の教科書を必要としている」。また同氏は、ユニセフの責任者らが今学期の開始とともに教科書を配布すると約束したことを指摘しつつ、教師や教育者のグループが、国際機関のカリキュラムを用いた教育の資格を得るための研修コースを受講したことを明らかにした。さらにユニセフのカリキュラムが「非常時用カリキュラム」であり、対象が数学、科学、アラビア語、英語の4科目のみに限定されるだけでなく、「政府教育省準拠の公式教科書の内容とも異なっている」ことを示した。また同氏が昨日明らかにしたところによると、新型コロナウイルスの流行による「例外的」措置が有効とされる中、学校や教育機関へ通学する学生・生徒の数が一昨日(26日)には82万5000人を超えたという。

ラジャブ・ムシャッラフ局長は、今年中に自治局によるカリキュラムが廃止され、シリア政府のカリキュラムが採用されるといった各種メディアやSNSで取り交わされたニュースの信憑性を否定し、「我々は昨日(27日)声明文を発行し、それが教育部局から流布したわけでも、自治局から流布したわけでもないフェイクニュースであると明確に宣言した」と述べた。

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( 翻訳者:馬場響 )
( 記事ID:49949 )