スエズ運河事故「トルコなら救出できる!」
2021年03月26日付 Hurriyet 紙

交通・インフラ大臣のアディル・カライスマイルオール氏は、スエズ運河にある、世界の貿易の妨げとなっている海難事故を引き起こした船は、要請があれば救助できると述べた。

スエズ運河にて、400メートルの大きさのエバーギブンと名付けられた船が横転した結果、運河が閉塞したことで、世界の海上貿易は悪影響を受けた。何百隻もの船がスエズ運河を通過するために並んでいたため、ここでの石油タンカーの存在は価格の変動を引き起こした。
スエズ運河での事故について、運輸・インフラ大臣のアディル・カライスマイルオール氏は、「私たちは支援を申し出ており、彼らから肯定的な反応があれば、支援を提供します。」と述べた。
カライスマイルオール氏は、スエズで座礁した船の復旧に向けた取り組みについて、スエズ運河は重要な物流回廊の1つであると述べました。
同氏は、「通行が2日間遮断されています。現在、希望峰回りからルートを変更する船もあります。私たちももちろん、世界の貿易量に影響を与える問題であるため、非常に強力で熟練した部隊を持っています。私たちは支援を申し出ており、彼らから肯定的な反応があれば、支援を提供します。私たちのネネハトゥン船は、このような大規模な活動を行う世界でも数少ない船の1つです。実はここでは、私たちの仲間が、ずっと前からボスポラスを管理しています。私たちの仲間は準備ができています。前向きな呼びかけがあれば、必要なことは何でもします。」と彼は話した。

大臣は、ネネハトゥン船がそこでの作業をどのように支援できるかについて、「船の救助とスエズ運河の開通に大きく貢献すると思います。必要に応じて、最善を尽くします。現時点では答えはありません。」と回答した。

■イスタンブル運河に関する進展 

大臣は、イスタンブル運河に関する進展について次のように述べています。

「集中的な取り組みがあります。これは世界で最も重要なプロジェクトの1つです。実際、これはトルコの、さらには世界のプロジェクトです。最終的には、物流回廊の重要なポイントにある試金石です。ボスポラス海峡の未来と、世界の交通状況のニーズに応えるために取り組んでいます。これは単なる水路ではなく、イスタンブルとトルコに付加価値をもたらします。2053年、2071年の計画を立てている国として準備ができていることが必要です。これらも、大きく、そして強力な国であるためには必要なものです。」

大臣は、イスタンブル運河がボスポラス海峡の交通混雑のバイパスになるかどうかについての質問に答えて、「もちろん...この計画はそこでの交通量を軽減します。リスクを最低レベルに削減する重要な計画の一つです。これは、ボスポラス海峡の価値を説明することはできません。なぜなら、イスタンブルは他に類似の場所が無い場所だからです。これが私たちの国に適しているプロジェクトの1つになることを願っています。」と述べた。

■道路での取り組み

大臣は最近の輸送投資に関する情報を提供し、次のように続けた。
「幸いなことに、あらゆる場所で交通量は増えていますが、交通事故は減っています。これは私たちの投資の結果です。今日、私たちは事故のニュースをあまり意識しなくなりました。私たちは投資によって生活の質を高めています。シャンルウルファ県においても重要な投資を私たちは行っています。プロジェクトとニーズは終わりません。市民が幸せである限り、私たちは彼らの祝福を受けるため急ぎます。」

カライスマイルオール氏は、省として、あらゆる所で急ピッチでプロジェクトを継続しており、アンカラ〜シヴァス間の高速道路は省にとって重要なプロジェクトの1つであり、今年の夏に完成することを目標にしていると言及した。
大臣は、コンヤとカラマンを結ぶ100キロの高速鉄道を開通させようとしていると言及し、また1915年のチャナッカレ橋の工事は熱心に続いており、来年の3月18日に開通することを目指していると述べた。
大臣は、国全体としてスマート道路に関連した研究を続けていると述べた。

■鉄道の民営化という主張

大臣はトルコ共和国国鉄の民営化に向けた主張についても言及し、以下のように述べた。
「民営化というものは絶対にありません。発展途上国では、すべての機関も自らを発展させ、更新する必要があります。ご存知のように、私たちは最近大きな進歩を遂げました。ここでも、優れた顧客満足度を得るサービスの品質が必要です。投資を続ける一方、もう一方では発展する技術について行く必要がある。絶対に我が国の組織を自力で発展・更新させること、新しい活動の準備ができているべきである。私たちはある側からそれに取り組んでいる。願わくば、トルコ共和国国鉄が、世界で最も先進的な鉄道網の一つになることを望んでいます。」

■航空への支援のメッセージ

大臣は、新型コロナウイルス(COVID-19)の流行と共に航空で生じている縮小に関連し、どのような取り組みがあるのかについて質問されると、次のように回答した。
「2002年以前は、空路を空中の物体のように見ていました。私もその一人でしたが、エルドアン大統領のリーダーシップの下、今や空路は人々の道になりました。私たちの想像を絶するほどになりました。2億1000万人の乗客の移動を達成し、容量はそれをはるかに上回るものです。2020年3月まですべてが順調でした。イスタンブル空港は世界の輸送センターになりました。しかし、新型コロナウイルスの発生は私たちのルーチンとバランスを壊しました。このようにプロセスを進め、コロナ後に備えています。また、できるだけ早く2億1,000万人の乗客に到達するという目標を待っています。もちろん、現在の制限のため、このプロセスは継続されます。私たちの願いができるだけ早く終わることを願っています。機動性が高いほど、私たちにとっては良いことです。プロセスを実行しながら、私たちは航空部門を存続させるために取り組んでいます。」

カライスマイルオール大臣は、イスタンブルにおける地下鉄に関しても「私たちは6つの計画91kmの地下鉄をイスタンブルで建設しています。できれば、2023年までにこれらを完成させます。さらにこの年末現在、着工した区間があります。いま、私たちは大変活発に工事を進めています。実は今イスタンブルの建設現場は、交通インフラ省の建設現場のみです。さらに、今後数日でアルトゥンイザーデ〜ジャムルジャ間の入札を行います。カズルチェシュメ〜シルケジ間にライトレールシステムを構築し、輸送を提供します。 ここでは懐かしさを演出した路線を作る予定です。これらはすべて、イスタンブルに付加価値をもたらす重要なプロジェクトとなるでしょう。」と発言した。

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( 翻訳者:宮崎友裕 )
( 記事ID:50839 )