国連:西サハラ問題担当特使の選定が難航(1)
2021年04月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国連は期限の決まったロードマップを提示できる、ベイカー氏のような国際的に有名な西サハラ問題担当特使を探す

【マドリード:本紙】

国連はモロッコ・ポリサリオ戦線間の西サハラ問題を担当する事務総長特使の選定を続けており、安全保障理事会が今後数ヶ月間で問題の処理に乗り出す前に特使の選定を終えることを目指している。特使となる人物は国際的に知名度があり、明確なロードマップを提示できる西欧人である必要があるという。

ポルトガルの元外務大臣のルイス・アマド氏を筆頭に、これまで提示された候補者は紛争当事者のいずれかによる反対を受けており、特使候補者を見つけ出すのに難航していることを国連は数日前から明らかにしている。また、安全保障理事会は先週の水曜日に、当該地域の特使の早期任命の必要性を強調した。

本紙が国際機関に近い幹部筋から手に入れた情報によると、この問題に中立的でマグリブ地方に深い見識を持つ、西欧人の新たな候補者の検討の最新段階であるという。また、国連は特使への任命に向けて、ノーベル平和賞受賞者名簿も検討対象としている。


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( 翻訳者:安井日寧子 )
( 記事ID:50971 )