シリア:ユーフラテス川東域での緊張化、トルコとロシアの圧力に挟まれたシリア民主軍の運命とは?(5)
2021年11月22日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■トルコとロシアの圧力に挟まれるシリア民主軍

【スーリーヤ・ネット】

同氏はさらにクルド語雑誌「ハーワール」によるインタビューの中で、ロシアが交渉を仲介するための役割に真摯に取り組んでいないとして同国を非難した。また同氏によると、ロシアは異なる問題においてトルコに圧力をかけそこから譲歩を引き出すために、シリア北部・東部の問題を乱用しているのだという。

アフマド氏は以下のように付言した。「調停における真摯さを示し、その役割を果たすにあたっては、ある立場を取るうえでの中立性を示し、いかなる当事者への偏向が見られないようにしなくてはならない。しかし、ロシア政府が全ての国際・国内フォーラムの場でシリア政権にとっての最大の支援者であることは周知の事実である。そしてロシア政府のアサド政権に対する偏向は明白である」。最後に同氏は「シリア問題を政治的、文化的、市民的、社会的、経済的な問題として捉え、同問題をめぐる経路、手法、視点を変更すること」を要求した。

ウムラーン戦略研究センターのウサーマ・シャイフ・アリー研究員によると、「実際的な交渉作業が始動しない主要な理由はアサド政権の頑固さであり、同政権は2011年以前のように治安設備・機関を伴った地域情勢に復帰することに固執している」。

(後略)

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:51866 )