シリア:長期にわたる「現実としての」シリア分割(2)
2022年02月01日付 その他 - al-Souria.net 紙


■ロシア…「現実としての」シリア分割

【スーリーヤ・ネット:バッサーム・ミクダード】

同様に2021年末には、ロシアの各ニュース・サイトが、ロシアが過去1年間にシリアから得た収穫についての見解を述べ。同年12月の末、ロシア国防省が運営するウェブサイト「トップ・ウォー」は、「戦線は安定している…シリアにおける昨年の成果」と題され、当該年におけるシリアの最新進捗について語ったコラムをあげた。これによると、「何年にもわたる軍事衝突ののち、戦線の安定が確保された。現在は、現地におけるいくつかの基本拠点が維持されている」のだという。今日、シリア政府は国家の基本的な地区を掌握しており、
親トルコの諸派閥はイドリブ県の主要区域を支配している。またクルド民族主義者のグループは、トルコ軍が展開している地域を除く同国北東部を支配している。

同サイトは、シリア国内・国外のアクターによる勢力図を表す地図を掲載した。また同サイトによると、イスラエルはシリアの紛争に大きく関与しており、前者の軍用機は後者国内の目標に対して絶えず爆撃を実施しているのだという。また同サイトは、ロシアの軍事施設がイスラエル機による体系的な攻撃にさらされていることを明らかにした。しかし同時に、迫撃砲やドローンによるフマイミーム基地への攻撃は、同基地周辺の防空システムが機能しているために損害をおよぼすことは不可能であると述べた。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52411 )