シリア:ヌスラ戦線がシリア軍メンバーらやキリスト教徒住民らの家屋を占拠(2)
2022年02月21日付 al-Watan 紙


■ヌスラ戦線がシリア・アラブ軍の将校・兵士ら、キリスト教徒住民らの家屋を押収したのち占拠、その一部は特定額の家賃と引き換えに賃貸に出される

【ダマスカス:本紙】

賃貸されている家屋の家賃は100米ドルから150米ドルの間に設定されており、戦利品委員会は、管理している家屋の家賃を支払わなかった全ての人々を追い出したのだという。

複数の反体制ウェブサイトによると、シャーム解放機構傘下の「救済政府」と呼ばれるものがイドリブ県内のほとんどの地域を(他のテロ組織との内輪の闘争の末に)完全に掌握したのち、同政府は全ての公共事業・公共機関を自らの管理下に置いた。これは暗黙のうちに、同機構指導者のアブー・ムハンマド・ジャウラーニーの利益をつながっているものと考えられる。

さらに同複数サイトは、「救済政府」は、イドリブ市の外部で暮らす人々に帰属している商店、集合住宅、家屋に代表される各施設に「公共財産」との呼称を与えていることを示した。

さらに同複数サイトは、シャーム解放機構がイドリブ県を掌握したと発表して以来、同機構は400軒を超える家屋の押収を行ってきたことを明らかにした。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:52857 )