シリア:シリア民主軍の元高官が同組織の刑務所で行われている拷問の実態を暴露(2)
2022年03月15日付 その他 - Snack Syrian.com 紙


■シリア民主軍で2年にわたって高官を務めたタラール・サッルー氏が、同組織の各刑務所で行われている拷問の実態を証言…サッルー氏「米国はこれらの刑務所でなされている全ての違反について承知している」

【スナック・シリアン・ドットコム】

さらに同氏が付言したところによると、シリア民主軍が結成されて以来、シリア北東部における刑務所の数は増加したという。

同氏は次のように述べた。「マンビジュに刑務所1か所が設立され、アイン・イーサーに1か所、ラッカに1か所、それに加えスィナーア刑務所やシャッダーディーの刑務所、ダイル・ザウル県北部郊外のスール刑務所やダイル・ザウル県西部郊外のカスラ刑務所、他にも逮捕された人々が送られる、公になっていない秘密刑務所が数多く存在する」。

「複数の報告によると、これらのなかでも最悪の環境とされる刑務所はスール刑務所である。同刑務所は囚人らがまず収容されたのち、拷問される。そしてシリア民主軍が欲する情報を無理やり自白させたのちに、次なる刑務所や目的地が決定される第一段階としての場所なのである」。

サッルー氏は次のようにアメリカ合衆国の立場を正当化しつつ、次のように述べた。「米国と有志連合軍は、将来的に刑務所の各問題の責任を問われることを避けるため、こうした問題から距離を置くことを試みた」。

(3)に進む

(1)に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53080 )