シリア:アサド政権による制裁回避の手段(4)
2022年03月22日付 その他 - al-Souria.net 紙


■「シリアにとって制裁回避は『職務』となっている」…英紙がアサド政権による制裁回避の手段を暴露

【スーリーヤ・ネット】

同氏は次のように付言した。「制裁の趣旨とは、各企業が事業を継続できないようにすることであり、それ以前にそれらの企業が登記されることを防ぐことにある」。

「物々交換」…イランとアサド政権が制裁を回避するための計画を成功させる機会とは?

アサド政権は2011年以来、欧州および米国によって制裁を課されており、特に後者政府によって2020年6月に課された制裁法「シーザー法」は、同政権の高官らおよび彼らを支援している全ての個人・企業を対象とするものである。

一方欧州連合は、アサド政権を支援している、あるいは2011年以降民間人に対する弾圧や違反に加担したとされる292個人および70組織にまで制裁の対象を拡大した。

西側諸国が同様の制裁措置によって意図しているのは、「シリア政権に対して、弾圧を停止し、安保理決議第2254号に従ってシリア危機をめぐる恒久的な政治的解決を支持するよう圧力をかけること」である。

これによりアサド政権は、諸外国からの制裁の影響を軽減するための経済的解決あるいは代替手段を模索し始め、いまだ政治的解決に関連する将来的な譲歩から身を離したままでいる。

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( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53121 )