シリア:シリア人権監視団がヌスラ戦線による拷問・処刑により民間人505名が殺害されたことを発表(4)
2022年02月02日付 al-Watan 紙


■「シリア人権監視団」の報告書…ヌスラ戦線は2012年初頭の設立以来、自組織の拘留施設で実施した拷問および恣意的処刑により民間人505名を殺害

【ダマスカス:本紙】

「狡猾な政策」においては、同組織は活動家らに対し、彼らに再び同様の行動を起こさないように誓約させ、それについて謝罪させたうえで、慈悲を求めることを強要する。そして多くの場合召喚された人々は組織に屈服し、場合によっては数日間の禁固が付随する罰金刑罰に従属することとなる。しかしこれら全ての措置は、彼らが数年にわたって同様の行為を行っていない場合に限られる。

シリア人権監視団のレポートは同様に、2017年から2021年12月までにヌスラ戦線が活動家らの召還を行った事例が273回に及んだことを明らかにした。ここでは同様に、召喚の実施にあたってはヌスラ戦線が設立したさまざまな「治安組織、市民機関、司法機関」の間で調整がなされていることが示されている。しかし同組織は召喚・脅迫プロセスへの関与を否定している。

同レポートはまた、ヌスラ戦線がシリア北西部、イドリブ県、アレッポ県西部郊外、ラタキア県郊外などに終身拘留施設を計46か所保有していることを示した。

これによると、それらの拘留施設には約2,327名にのぼる人々が拘留されており、そのうち数十人は5年近い長期間の拘留状態に置かれている。

(3)に戻る

最初に戻る

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:メディア翻訳アラビア語班 )
( 記事ID:53125 )