この野苺の生育場所は誰にも明かさない
2022年06月06日付 Cumhuriyet 紙


黒海地方で毎年夏前に高地で育ち、匂いと味が印象的な野苺の1キロは、200リラで売られている。野苺の採取をするアイシェギュル・コジャテュルクさんは、「1キロの野苺を採取するのに1日かかる。イチゴの場所を知っている者は、最も近しい友達にさえも場所を言わない。」と話した。

オルドゥ県ファトサ郡で自生した野苺が採取され始めた。地域で自生し、厳しい条件で収穫された苺は、地域の人々の冬のジャムの需要を満たし、一部の人は採取した苺を売り、家計の足しにしている。

■4時間で1キロ採取

人々の間で「野生の苺」として知られており、自然環境で育ち、小さく、密生していないため、4時間で約1キロ集められる野苺は、ヘーゼルナッツの畑や森で自生している。匂いと味で特徴的なアロマをもつ野苺を採取する人々は、大半を家庭用の冬のジャムの需要を満たすために利用すると述べるが、野苺の今年の価格は150リラから200リラの間で変動している。

■落下の危険性のある場所を通って苺を採取する。

ファトサ郡カブラズ地区の森で野苺の採取を行うアイシェギュル・コジャテュルクさんは、「一般的に野苺は、人気のない場所にある。採取するために人々は、より山がちな場所に入り、自生している苺を見つける。私たちも毎年ここにきて採取している。とてもおいしく、特にジャムは本当に美味しい。子供たちにも新鮮で天然の苺を食べさせている。採取はとても厳しい。垂直な場所にあるため、非常に行って見つけるのが難しいからである。平均で1日あたり0.5キロから1キロ採取することができる。厳しい条件下で落下の危険性がある場所を通り採取している。イラクサ製の薬は野苺にとても害を与える。もし、除草剤の使用や除草作業をしなければ、人々は自然の中でこの野苺を簡単に見つけていただろう。」と話した。

■この果物の最も秘密の側面は

コジャテュルクさんは次のよう続けた。「私たちは、採取した苺をふつうはジャムにする。さらに、多く採取した時は販売する。200リラまでの価格を買手はつける。500リラでも少ないと個人的には思う。採取も発見もとても難しいからである。金ほどの価値がある果物である。1キロの苺を集めるのに1日かかる。苺の場所を知っている人は、親友にさえも場所を言わない。この果物の最も秘密の側面である。」

■5月に始まり、6月中旬までこの苺を採取している。

山に近い場所でもっと多くの天然の苺を見つけたと話したオカン・カラジャさんは、「家族と一緒に野苺を採取するために動いている。基本的に誰もいかない場所に行って野苺を見つける。見つけた場所を私たちは誰にも言わない。1日最大で1キロ見つけることができる。5月に始めて、6月中旬までこの苺を採取している。私自身は手広く商っている。150リラから始まり200リラまでの値段で苺を売っている。自分でお金を稼いでいる。野苺を採取することは私たちを疲れさせるが、稼ぎはいい。」と話した。

■ジャムはとてもおいしい。

とても厳しい条件下で野苺を採取し、1キロが200リラに上ると述べたエダ・アイドゥンさんは、「野苺をジャムにするために採取している。ジャムは本当にとてもおいしい。」と話した。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:53549 )