イラク:イスラーム国によるモスル陥落から8年...(4)
2022年06月10日付 al-Quds al-Arabi 紙


■モスル市陥落を想起しつつ…:カーズィミー首相は同市で過去の過ちが繰り返されぬよう求める

【バグダード:本紙】

これに対し、イスラーム国の構成員らは連邦軍および、特に行政区分上のディヤーラー県内に存在する「地域防衛隊」(クルド人で構成されるペシュメルガ部隊)との接触地域で活動している。

イラク国民議会のシャーフワーン・アブドゥッラー第二副議長は先週、治安情勢の評価やディヤーラー県における障害・問題の特定を目的とする議会委員会の会合を主催した。その際同委員会は同県の治安司令部を招致することを決定した。

議会委員会

アブドゥッラー第二副議長のオフィスが発表した声明によると、「治安情勢の評価、障害の特定、ディヤーラー県内で治安機関および軍部隊が直面している障害・問題の特定を目的として、議会特別委員会が設置された。シャーフワーン・アブドゥッラー・アフマドイラク国民議会副議長を代表とし、以下の全議員(ブルハーン・マアムーリー議員、アフマド・ジャッブーリー議員、ハマーム・タミーミー議員)をメンバーとしている」のだという。

さらに同声明は、「本委員会は初の会合を実施し、そこでは治安司令部を国民議会に招致すること、ディヤーラー県内の複数の地域に実地訪問を行うことが合意された」と加えた。

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( 翻訳者:萩原優太 )
( 記事ID:53600 )