シリア:国連安保理がアサド大統領の決定を歓迎(1)
2023年02月15日付 al-Watan 紙

■複数国が「政治を横に置き、地震の被災者に対する人道的な義務を履行する」よう要求…サッバーグ国連常駐代表「国連安保理の全ての加盟国が、北部の国境通行所2か所の開放に関するアサド大統領の合意決定を歓迎した」

【本紙】

シリアのバッサーム・サッバーグ国連常駐代表は、国連安全保障理事会の全ての加盟国が、北部の国境通行所2か所(バーブ・サラーマ通行所、ラーイー通行所)の開放に向けたアサド大統領の合意決定を歓迎したことを確認した。さらに、安保理加盟国による声明のほとんどが肯定的なものであり、全ての国が地震の被害に関してシリア政府とシリア国民に哀悼の意をささげたと指摘した。

サッバーグ氏は本紙への声明のなかで、シリアにおける地震の被災者への支援にかかわる問題を精査するために一昨日開催された安保理の会合に言及し、同会合が「人道主義のペンを保有している」2か国であるブラジルとスイスによる特別なイニシアチブのもとで実現したことを明らかにした。

さらにサッバーグ氏は、マーティン・グリフィス人道問題担当国連事務次長がシリアを訪れ、バッシャール・アサド大統領と会談したことを明らかにし、その後に開かれた同会合のなかでは、同事務次長によるブリーフィングの聴講が行われたと述べた。その際同事務次長は安保理加盟国に対し、「3か月間にわたって、該当地域に居住する国民に人道支援物資を届けるために、シリア北西部の国境通行所2か所を開放することにアサド大統領が合意した」ことを伝えたという。

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( 翻訳者:渡部航平 )
( 記事ID:55066 )