シリア:イラン外相「我々はシリア情勢をめぐってトルコと意見が一致していない」(1)
2024年12月03日付 al-Watan 紙
■イラン外相「シリアの不安定化はシオニストの計画」…イラン政府はダマスカスとの連携を強調し、アスタナ会合開催にも合意
【ダマスカス:本紙】
イランのアッバース・アラーグチー外務大臣は、トルコの首都アンカラで行われたハカン・フィダン外務大臣との共同記者会見で、地域の多くの問題が「外部からの干渉によって引き起こされている」と指摘した。さらに「シリア情勢をめぐる共通の懸念について意見交換を行った。意見の違いや立場の相違があるのは自然なことである」と述べた。
アラーグチー氏は、地域の混乱や戦争におけるイスラエルの関与を無視するのは「重大な誤りである」と強調した。また今回のトルコ訪問の目的について、「シリア危機や両国関係など、地域問題に関する協議のためである」と説明した。
さらに同氏は、イスラエルによる戦争拡大の狙いについて警鐘を鳴らしたとしたうえで、「地域の問題の多くは外部からの介入に起因している。シリアのタクフィール主義組織は、米国やイスラエルと深いつながりがある。テロリストの再流入はシリアの安全保障を脅かしており、この状況が続けば周辺国にも悪影響を及ぼすだろう」と述べた。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:57627 )