シリア:オーストリア首都で難民数が増加、うち75%がシリア人(1)
2024年11月27日付 al-Watan 紙
■オーストリアでシリア人に有罪判決 ISISの宣伝動画を拡散…難民支援政策にも批判の声、シリア人の流入続く
【ダマスカス:本紙】
オーストリア・ヴィーナー・ノイシュタット市の裁判所は、過激派組織「イスラーム国」の宣伝資料を所持・編集・拡散したとして、シリア国籍の20歳の若者に対し、2年の懲役刑、16カ月の執行猶予を言い渡した。
反体制系ウェブサイトの報道によれば、この男はもともと性的暴行に関する容疑で捜査を受けていたが、その過程で携帯電話内からイスラーム国の過激な映像資料が見つかったという。該当の動画は、インターネット上から収集・編集されたもので、動画共有アプリ「ティックトック」を通じて拡散され、「ジハード」を扇動するメッセージなどが含まれていた。
裁判所は実刑判決に加え、思想の更生と過激主義からの脱却を目的とした更生プログラムへの参加も被告に義務づけた。なおこの判決は確定しておらず、控訴の可能性がある。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:57687 )