シリア:トルコ政府は過激派組織によるアレッポ攻撃を事前に把握(1)
2024年12月05日付 al-Watan 紙


■複数筋がイドリブにウクライナ諜報機関が存在することを確認…米ポリティコ紙:トルコはアレッポに対する過激派組織の攻撃について事前に知っており、状況をコントロールしている

【ダマスカス:本紙】

米紙『ポリティコ』は、トルコがシリア北部アレッポへのテロ攻撃を事前に把握していたうえで、その実行時期を何度も変更していたと報じた。またロシア通信社『スプートニク』が伝えたところによると、ウクライナ政権はシリア国内で武装勢力の訓練に関与しているという。

アラブ首長国連邦の「スカイニュース・アラビア」によると、『ポリティコ』は、アレッポ攻撃に向けた準備が前年から進められており、アル=カーイダ系組織「シャーム解放機構(旧ヌスラ戦線)」が参加していたと伝えた。

同紙は、シリアのアレッポおよびハマー県、イドリブ県両田園地帯で行われたテロ攻撃に関してトルコの明白な関与について指摘し、こうした動きはすべてトルコのエルドアン大統領の管理下にあると報じた。

報道によれば、トルコは攻撃に関する情報を事前に把握しており、数回にわたって攻撃の実行時期を調整し、延期を指示していた。これはトルコ外相がテロ活動との関係を否定しているのとは矛盾する動きであり、同紙は「この攻撃はトルコ政府の黙認と支援なしには実現しなかった」としている。

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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:57848 )