シリア:軍がイドリブ県の南部および東部にあるヌスラ戦線の諸拠点を重砲攻撃(1)
2023年05月29日付 al-Watan 紙
■シリア・アラブ軍がイドリブ県の南部および東部にあるヌスラ戦線の諸拠点を重砲攻撃…さらにパルミラ市西部でイスラーム国に対応、ヒムス県東部の砂漠地帯で拠点の強化を継続中
【ダマスカス:本紙】
シリア・アラブ軍が、テロ組織「イスラーム国」の残党が点在しているヒムス県東部の砂漠地帯で、彼らを掃討するための作戦を完了するために軍事拠点や検問所を強化し続けるなか、同軍の諸部隊は昨日、重砲を用いてイドリブ県南部のテロ組織「ヌスラ戦線」の諸拠点を攻撃した。
イスラーム国は最近、ヒムス県東部の砂漠地帯、なかでもスフナ市やパルミラ市近郊の砂漠地帯にあるシリア・アラブ軍の諸拠点に対して多数の攻撃を行っている。またこれらの攻撃は、米国占領軍が支援しており、シリア、ヨルダン、イラクの国境が交差する地点にあり、テロリストらの物流と情報支援の拠点となっているタンフ地域の軍事基地から実行されている。
現地筋によると、シリア・アラブ軍はヒムス県東部の砂漠地帯で新たな軍事的強化を行い、スフナ市やパルミラ市の砂漠地帯に重砲や兵士らを配備したという。またこうした動きは、イスラーム国の残党を捜索し、彼らの隠れ家や潜伏地点を掃討する作戦を続けることを目的としているという。一方米国占領軍の支援を受けたこれらテロリストらによる攻撃により、シリア・アラブ軍の兵士らが犠牲となっている。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:58010 )