シリア:国立博物館からのローマ時代彫像の窃盗は単独犯によるものか
2025年11月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
■捜査当局はダマスカス国立博物館からのローマの彫像の窃盗を単独犯による犯行と見込む
【ダマスカス:本紙】
当局者らは水曜日、捜査当局は、ダマスカス国立博物館から盗まれたローマ時代に遡る彫像複数点の盗難について、犯罪組織ではなく単独犯によって行われた可能性が高いとみていると述べた。
ダマスカスの国立博物館は月曜日の朝に盗難が発覚したのちに閉館された。同館は今年1月に、14年間続いた内戦と、昨年の54年間続いたアサド家の支配の崩壊から国家が復興の始めるなかで、運営を再開していた。
水曜日には、複数の警備車両がダマスカス中心部の博物館の正門前に停車している様子が目撃されており、またその付近には警備員らが立っていた。当時、捜査のために入館は許可されなかった。シリア遺跡・博物館総局の責任者2人は、(捜査の詳細についてメディアに声明を出すことが許可されていないために)匿名を条件に話したところによると、捜査は進展しており、その結果が間もなく発表されるという。
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( 翻訳者:小澤和歩 )
( 記事ID:61135 )