世界遺産登録を待つ58の歴史遺産(2)
2026年02月01日付 Iran 紙


−続き−

◆登録を待つスィーラーフの歴史的港

 文化遺産・観光・手工芸省歴史遺産登録・精神・自然遺産保存修復局長は以下のように話した。「ブーシェフル州によるスィーラーフの歴史的港の登録申請書類は、1406年[西暦2027/28年]度登録に向けて今後2日以内にユネスコに送付される。国内最古の港の一つ、スィーラーフはアケメネス朝やアルサケス朝[パルティア]に遡る歴史を有する。記録に残されているのはササン朝からイスラーム中期までの歴史であるが、地震により崩壊した」

 アリーレザー・イーザディー局長は、「ハールーニー遺跡群も重要性を有しており、その登録申請書類を現在作成中だ。この申請書類は、来年のシャフリーヴァル月[西暦2026年8月23日〜9月22日]に暫定リストへの掲載に向けてユネスコに送られる予定である」と付け加えた。

◆国内では年間200件以上の遺産が登録されている/ユネスコには56件[※脚注参照]の有形・無形遺産が登録

 文化遺産・観光・手工芸省歴史遺産登録・精神・自然遺産保存修復局長は、国家遺産登録待ちの遺産件数に関する質問に対して、以下のように答えた。「国家遺産登録件数に上限はない。各州の文化遺産管理者は毎年200から250件の登録申請書類を作成しており、専門家による調査と州登録評議会の承認を経て、専門家委員会で審査が行われる。その後、自然・動産有形・無形遺産保護専門評議会にも提出され、審査を経て承認されると、国家遺産登録リストに登録される」

 イーザディー局長は以下のように続けた。「イランは100万の遺産を有しており、今日に至るまで4万3000件の遺産が国家遺産に、29件の有形遺産、27件の無形遺産が世界遺産に登録されている。ユネスコに登録された遺産には、キャラバンサライやペルシャ式庭園のようなシリアルノミネーションサイト[連続性のある複数遺産]、ペルシャ式カナートのような単独遺産、ペルセポリスやパサルガダエ、ナクシェジャハーン[エスファハーンのイマーム広場]、西アゼルバイジャン州のタフテソレイマーンのような建造物がある」

 同氏は、「各国が年間一件のみ遺産をユネスコに登録できること、またイランには有形・無形の両分野に豊富な遺産が存在することから、毎年複数の遺産[の申請書類]が暫定リスト掲載に向けて当歴史遺産登録・精神・自然遺産保存修復局に送られてきており、それらは今後数年間にわたって国家遺産登録リストに登録されることになるだろう」と説明した。

※脚注:原文には57と記載しているが、おそらく誤り。本文に内訳が記されているがこれも誤りと思われるため修正した。2026年2月12日時点でユネスコのウェブサイトを確認したところでは、ユネスコ世界遺産として登録されているイランの有形遺産は、文化遺産27件、自然遺産2件(複合遺産0件)の計29件、イランが関わる無形文化遺産は27件、有形遺産と無形遺産を合わせた件数は56となっている。

−(了)−

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( 翻訳者:KT )
( 記事ID:61632 )