アジア・チーター保護プロジェクト事務局長解任を受け、環境庁前で抗議集会

2008年03月05日付 E'temad-e Melli 紙
【マルヤム・パーピー(エッテマーデ・メッリー)】アジア・チーター保護プロジェクトの事務局長が解任されたことを受け、環境保護の分野でプラスの効果を上げている国の数少ない措置の一つが事実上頓挫することを意味するとして、環境保護に関心のある人々はパルディーサーン自然公園前で抗議集会を実施した。集会参加者らは環境保護分野の諸問題に関して話し合うために、環境庁長官との面会を要請した。

環境保護の活動家約100人が自分たちの抗議の意志を表明するため、昨日午前10時環境庁前に集まった。彼らが最も重要な問題として抗議したのは、フーシャング・ズィヤーイー・アジア・チーター保護プロジェクト事務局長の解任についてであった。彼らは2日前にも、国の環境保護の由々しき現状を説明した公開書簡に署名していた。

(中略)

NGO代表の一人として環境庁の代表者らとの話し合いに臨んだアリー・ハビービー(国土計画機構理事)はこの話し合いについて、「この席で出された最も重要な問題は、アジア・チーター保護プロジェクトが過去2年半輝かしい業績を上げ、国連環境保護賞を授与されたにもかかわらず、何故プロジェクトの事務局長が解任されることになったのかということだった」と述べた。

(中略)

これ以前、環境庁はアジア・チーター保護プロジェクトが中止される予定だと発表していたが、環境保護に関心のある人々の抗議に直面したため、同庁はフーシャング・ズィヤーイー事務局長の解任とは別に、プロジェクト自体は続行するとの方針に転換したとされている。4時間に及ぶ環境庁前での抗議集会に参加した人たちは、環境庁の責任者がこの由々しき状況に対処しなければ、自分たちの抗議を他の当局に訴えると宣言した。


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翻訳者:尾曲李香
記事ID:13431