サディーギー師「イラン国民は自らの核の権利について妥協しない」

2012年04月28日付 Jam-e Jam 紙
 テヘラン臨時金曜日礼拝導師は、イラン国民は話し合いの民、合理的な民であると強調したうえで、「もし協議の相手側も合理的な対応を示すならば、世界にとって有益なこととなるだろう」と述べた。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァル・モスレミーンのサディーギー師は昨日、テヘランで行われた金曜礼拝の説教で、さらに「バグダード協議では、5+1グループが制裁を解除することで善意を示し、イラン国民の信頼を得られることを願う」と述べた。

 同師は演説の別の箇所で、シオニスト体制の一部の高官がアゼルバイジャン共和国を行き来していることについて言及し、「この国のイスラーム教徒たちが同国政府に対して、シオニスト体制に近づかないよう要求することを、われわれは期待している。というのも、イスラエルの体制は地域諸国にとって、第一級の敵であるからだ」と述べた。

 同師は加えて、「シオニスト体制および西洋の企てていることは、イスラーム教徒の好みには合わない。我々は、今後この問題が地域のムスリム諸国にも波及しないためにも、シオニスト体制に対して形成されている抵抗運動について、彼らが惜しみない助力を与えることを期待している」とも述べた。

 テヘラン臨時金曜日礼拝導師はまた、オルディーベヘシュト10日〔西暦4月29日〕の「ペルシア湾国民の日」に言及して、「ペルシア湾と名付けられた地域は、広く知られた歴史的なものであり、資料にも記録されているものである。諍いを生じさせるために、ときに根拠薄弱なことを口にしようという者が仮にいるのであれば、イラン国民は断固たる回答を行うであろうということを、彼らも覚悟しておくべきだ」と指摘した。


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翻訳者:8410045
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