サウジアラビア:諮問評議会に加わった女性たち

2013年12月26日付 al-Hayat 紙

■サウジアラビアにおける女性の進出:諮問評議会に加わった女性たち

【ジッダ:スルターン・ビン・バンダル】

サウジアラビアの女性たちは、忘れることのない記憶とともに一年に別れを告げようとしている。2013年は彼女たちに、長く待ち望んできた権利が与えられるという、良い知らせをもたらした年だった。ある女性たちは、男性による(完全な)支配に終わりを告げた諮問評議会のドームの下でカレンダーの最後のページをめくり、また、ある女性たちは、サウジアラビアの法廷で、あらゆる種類の訴訟において弁護の説明を終えた。また、他の女性たちはいつも通り仕事をこなした。サウジ人女性たちは、巡礼の様子を報じるサウジ人の女性テレビ・レポーターが初めてその手にマイクを握ったときのように、今度は「車のハンドルを握る自由」を手にすることを期待しつつ、この「幸福の年」に別れを告げた。2013年がサウジ人女性が初めて飛行操縦士免許を取得した年であったことも忘れることなく…

≪諮問評議会議員≫
サウジ人女性が諮問評議会へ参加し、彼女ら30名が人口の残り半分を代表することで、政治代表における男性の(完全な)支配に終止符が打たれたことは、2013年のサウジアラビアにおける女性問題の分野における最も画期的な出来事であり、また、サウジ人女性たちが長い間、夢見てきた偉業である。諮問評議会への彼女らの参加が、問題提起と議論にのみ制限されることはない。13ある委員会のうち3つの委員会(「文化およびメディア問題」、「健康および環境問題」、「人権・陳情委員会」)の代表者を女性が務めており、これらは社会における女性の役割を効果的に代表している。

≪弁護士の外套をまとって≫
サウジ人女性の公務への進出は諮問評議会への参加のみにとどまらず、女性弁護士が法廷で男性の同僚たちと並んで弁護を行うようにもなった。これは、4名の女性が弁護士資格を取得し、職業弁護士名簿に加えられたことによるものである。これにより、彼女たちは弁護士事務所を開き、訴訟を引き受け、イスラーム法廷において弁護を行い、また、法律相談を提供することができるようになった。サウジ人女性弁護士への資格発行は、女性の法的能力の評価を通じて、女性の力がより認められたことを示している。数十年の間、サウジ人女性弁護士は資格なしで業務を行ってきたが、現在は法務省の管轄下に入っている。

(後略)



本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介されています。


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翻訳者:田邉瑞穂
記事ID:32406