4人目の妻とも離婚—「夫の子供たちが私たちの生活を不幸なものに」(1)

2015年06月17日付 Jam-e Jam 紙

【ジャーメ・ジャム紙別冊タペシュ4面:スィーマー・ファラーハーニー】シャフリヤール〔※男性〕とファリーデ〔※女性〕は知り合い、交際が始まってから数年が経っていた。彼らは隣人同士で、いつもよく会っていた。そしてついに、この交際の過程で、互いに対して恋心を抱くようになった。しばらくして、シャフリヤールは結婚を申し込み、ファリーデから「はい」の返事を受け取ったのだ。

 シャフリヤールの最初の妻は事故で命を落とし、その後2度結婚したが、どれもうまくいかなかった。そして4度目の結婚を決意したのである。一人娘と暮らしていたファリーデも、彼の妻になることを受け入れた。すぐに結婚式を済ませ、結婚生活を始めた。初めは、生活は順調だった。しかし次第に問題が噴出するようになり、ついに結婚から10ヵ月後、彼らは離婚を決意したのである。

 ファリーデは、家庭裁判所第268法廷のアムーザーディー裁判長の前に立ち、離婚を申請する理由について、次のように語った。

シャフリヤールと結婚して10ヵ月になります。彼と知り合った頃、私は彼の最初の奥さんが事故で命を落とし、その後2度結婚したものの、どれもうまくいかなかったということを知っていました。

シャフリヤールは私に、前の2人の妻とは多くの不和・問題に直面し、ともに暮らしていくことが不可能だったと説明してくれました。彼が前の2人の奥さんとの問題を私に打ち明けてくれたので、私は彼との結婚を受け入れました。私はこのことを私の一人娘にも相談し、彼女もシャフリヤールと一緒に暮らすことを了承してくれました。

私たちは結婚し、私と私の娘は、シャフリヤールとその2人の娘さんとの共同生活をスタートさせました。ところが、まさにこの結婚生活の初日から、シャフリヤールの2人の娘たちによる嫌がらせが始まりました。彼女たちはどんな手段に訴えようとも、私と私の娘をいじめようとしてきたのです。

はじめは我慢しようと努力したのですが、娘のことを考えると、彼女たちの振る舞いに我慢ができなくなりました。私がこのことを夫に打ち明けると、驚いたことに、なんとこの2人の娘はシャフリヤールの前の2人の奥さんに対しても、同じような災いをもたらし、彼女たちを自分たちの生活から追い出したということが分かったのです。

このことを知った私は大変不愉快な気分になり、怒りが込み上げてきました。なぜなら、もしこのことを初めから知っていたのなら、この男と一緒に暮らすようなことなど断じてなかったからです。

つづく


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翻訳者:KK
記事ID:37947