クルナ・アッサウダー山:濃霧で太陽光線が遮断…今冬まで雪は残るか?

2019年09月15日付 Al-Nahar 紙
■濃霧がクルナ・アッサウダー山から太陽光線を遮る…雪は来冬まで残るか?

【ベイルート:本紙】

クルナ・アッサウダー山の尾根には昨年の雪が積もり、風で運ばれる塵で灰色になっている。

古老者たちは本紙に語ったところによると、「今日まで残っている雪は、すぐには解けないだろう。山岳地帯は気温が低く、クルナ・アッサウダー山の夜の気温は摂氏0度にまで下がってしまうからだ。加えて9月の霧が昼間、長時間にわたって太陽光線を遮っている。とりわけピーク時は昼間でも著しい気温の低下をもたらす。」ということだ。

さらに「今年のサリービーヤート(毎年9月に行われる年間の天気予報)による天気予報によれば、9月にはさらに霧が濃くなり、気温が低下するらしい。それで雪は来冬まで(溶けずに)残る。(予報では)クルナ・アッサウダー山では雨が降らず、(代わりに)雪が降り、氷結する(らしい)ので今年の雪は(残雪のまま)、来年の冬には(新しい)仲間とまみえることだろう。」と付け加えた。

(このような気象のせいで)クルナ・アッサウダー山には、雪の洞窟が形成され、この地を訪れる観光客のほとんどが洞窟探検を楽しんでいる。洞窟は数メートルにわたって広がり、近くの池には雪解け水が集まり、地下水を供給するのだが、(実際には地下水となる前に)水を引いたりプラスチック製の管でくみ上げたりして農業灌漑用水に利用されている。


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翻訳者:白石江里香
記事ID:47549