最高指導者「選挙は宗教法上の義務である/投票日は国民的祝日である」

2020年02月21日付 Iran 紙

アーヤトッラー・ハーメネーイー師は、第11回イスラーム評議会選挙の開始時刻に、自身が投票箱に1票を投じる際、「第一に、投票日は国民的な祭日であり、このおめでたい日を、全国に住む全ての親愛なる同胞にお祝い申し上げる。第二に、投票日は市民権を実行する日であり、皆が票を投じようと集まり、自身の権利である国家運営に参加する機会を得るのである。第三に、[選挙での投票は]宗教法上の義務であり、これらは、我々がこれまでに述べたことである。」と述べた。

ハーメネーイー師はまた、「選挙というのは国益に関わるものであり、国益に興味のある人は誰でも、選挙に参加するというのが真のあり方である」と強調した。

イスラーム革命最高指導者[訳注:ハーメネーイー師のこと]は、「私は、第一に、皆が高い志を持って行動し、自身の考えに沿った人物に投票することを、なおかつこれを出来るだけ早く行うことを勧める。この勧めは私たちが常々言ってきていることである。夜遅く、投票時間終了の間際まで放置することのないように。本日の午前中、でききるだけ早くに投票しなければならない。投票時間終了間際に多くの人が[投票所に]押し寄せるようなことがあってはならない。」と明言した。

ハーメネーイー師は、「他にも、それぞれの都市において、その都市の定数に応じて投票を行う。[例えば]テヘランでは、30名の[候補者]に対して投票を行うが、極めて有用な30名の名前を記入することになる」と説明した。

ハーメネーイー師は、「崇高な神がイラン国民に恩寵と祝福を与え、その慈悲と天恵をこの国民に下賜されんことを、そして、選挙がこの国にとって平安と天恵の源にならんことを、我々は神に願っている。あなた方メディア関係者の皆さんにも、お骨折りいただいただいたことに感謝申し上げる。」とはっきりと述べた。

第11期イスラーム評議会選挙と第5期専門家会議の第1回中間選挙は、本日エスファンド月2日(金)[西暦2月21日]に実施され、イスラーム評議会の290議席を208の選挙区で、そして専門家会議の7議席をテヘラン、コム、ファールス、北ホラーサーン、ラザヴィー・ホラーサーンの5つの選挙区で争う。

テヘラン州の選挙本部の発表によると、この州での今回の2つの選挙における有権者数は964万4981人で、このうち20万198人が初めて投票を行う。

全国的には、有権者数は5791万8159名で、このうち選挙権を得る18歳に達して、初めて選挙に参加できる人の数は、293万1766人である。テヘラン州では、第11期イスラーム評議会選挙、および第5期専門家会議の第1中間選挙に向けて6689の投票所が設けられているが、このうち、6112箇所が都市部に、577が地方部に設置され、461箇所は巡回式投票所である。/IRNA


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翻訳者:KM
記事ID:48596