サッカーチーム、財政危機

2020年04月19日付 Yeni Safak 紙

新型コロナウイルス蔓延によりリーグは延期され試合ができないため、クラブチームが厳しい損益を被っている。放送協会も試合がないことを理由に支払いを凍結しており、もともと収入の少ないクラブチームは深刻な状況に陥っている。現在、クラブ運営は、選手との契約を減らしアマチュアチームを閉鎖する方針になるという。

新型コロナウイルスの蔓延は世界中のあらゆる分野に影響を与えており、サッカーもこのうちの一つである。ウイルス流行により試合が中止されたことで各クラブチームは深刻な損益を被っている。スタジアム収益、店舗収益、賞金、放送収益といった多くの収入源をあてにできないクラブチームは選手の給与支払いにも困窮している。

この問題についてガラタサライ副代表のアブドゥルラヒム・アルバイラク氏が経緯を明らかにする発表を行った。同氏は、給与支払いは今年はおろか来シーズンも不可能と述べ、選手契約金の「値引き」を強調した。

同氏は「現在、収益はありません。選手やマネージャーへの支払いに困窮しています。今年も来シーズンも支払えそうにない。手は尽くされましたがクラブは終わったようなものです。真剣に値引きを進めていくか、ここで終わりを宣言するか。アマチュアチームは一定期間閉鎖する必要があります」と述べた。

■欧州でも状況同じ

サッカーでは世界で最も注目を集めるリーグである英プレミアリーグも非常に困難な状況にある。資金の多くを放送収入から調達していたチームは、クラブ従業員数を減らす方向で動いている。さらに一部のクラブでは、選手らが自身のプレーしていない期間、給与を受け取らないことで従業員の解雇を食い止めようとしている。

新型コロナウイルスにより深刻な被害を受けているクラブチームは以下の通り。

マンチェスター・ユナイテッドFC 1億1,640万ポンド
マンチェスター・シティFC 1億930万ポンド
リバプールFC 1億260万ポンド
チェルシーFC 9,100万ポンド
トッテナム・ホットスパーFC 8,300万ポンド


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翻訳者:原田星来
記事ID:48918