イラク陸軍トルコ国境地帯に派兵

2020年07月04日付 Jam-e Jam 紙

 トルコ軍の侵攻に対して、イラク陸軍は領土保全のためトルコ国境地帯に派兵を行った。

 ファールス通信によると、イラクの複数の消息筋が、イラク北部にトルコ軍の地上部隊および航空部隊が展開する中、トルコとの国境にイラク軍が展開していると報じている。

 スカイニュースによると、この措置の目的は、トルコ軍のイラク領内侵入阻止とのことであるが、イラク軍の派兵規模については言及されていない。

 7月3日金曜日には、イラク北部ドホーク県の2つの山岳地帯においてトルコ軍戦闘機による空爆が行われたが、人的被害はなかった。

 スカイニュースはまた、トルコ軍がこれまでに、イラク北部山中24地点に軍事拠点を設置したと報じた。

 イラク外務省のアフマド・アッサハーフ報道官は昨日3日、トルコ軍によるイラク北部での侵攻停止を再度求め、侵攻はイラク政府の了解もなく、一方的なものとみなした。

 また、イラク政府はイラク北部へのトルコ軍侵攻阻止のため、経済兵器[訳注:原油パイプライン輸送の停止など]を使用する可能性があると述べた。


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翻訳者:NK
記事ID:49734