シリア:イスラエル製アイスクリームがシリア北東部で発見される

2021年05月04日付 その他 - al-Durar al-Shamiya 紙

■奇妙な事態…イスラエル製アイスクリームが「シリア民主軍」の支配地域に流入

【ドゥラル・シャーミーヤ】

イスラエル製のアイスクリームが民兵組織「シリア民主軍」(SDF)の支配下にあるシリア北東部に流入している。これは同組織とイスラエル政府の間に経済的関係が存在することを示している。

イスラエル放送局のジャーナリストで、リクード党の党員であるガイ・マアヤン氏は自身のTwitterアカウント上に、SDF支配下の諸地域に輸出されている数種類のイスラエル製アイスクリームの写真を投稿した。

公開された写真では、これらアイスクリームの外袋に、占領下パレスチナのアッカー市で製造されたことを示す記載を確認することができる。

アサド政権に属する商工会議連盟の代表を務めるファーリス・シハービー氏は、自身のFacebookアカウントを通じて以下のように投稿した。「シリア製アイスクリームはよく知られており、世界中の国に輸出されている。アレッポとダマスカスには有名なアイスクリーム工場があり、それらの製品は簡単にジャズィーラにあるSDF支配地域に輸送することができる…。しかし、趣向がイスラエル的であり、決定がイスラエル的であるときには、アイスクリームはイスラエル製となる。分離主義者らは自国のアイスクリームには喜ばず、ご主人様らのブーツを好むのだ…!」

クルド民族主義民兵組織SDFは、米国率いる有志連合軍による直接的な支援を受けながら、シリア北東部のほとんどの地域を支配している。


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翻訳者:木戸 皓平
記事ID:49913