イラン国軍司令官が戦争の主要な原因について発言「平和維持軍とは軍服を着て戦争の準備ができている者のことである」

2020年09月14日付 Hamshahri 紙

 国軍司令部大学[士官学校]司令官は述べた。「戦争の大部分は、過度の欲求や勢力拡大、誤解や平和への誤った理解によるものである。」

【ハムシャフリー電子版】ISNA(イラン学生通信)によると、イラン国軍司令部大学[士官学校](DAFUS)司令官であるホセイン・ヴァリーヴァンド准将指揮官はシャフリーヴァル月24日[西暦9月14日]の月曜日の朝、複数の軍司令官らや国外の軍関係者らが出席して開催された、第2回戦争と平和書籍国際展示会の開会式にて以下のように述べた。「世界での近年の事件や紛争を振り返ると、いくつかの重要な点がある。戦争の大部分は、過度の欲求や勢力拡大、誤解や平和への誤った理解によるものである。」

 彼は続けた。「9月11日[米国同時多発テロ事件]以後、様々なことが起こり、世界で1億人以上の人が難民となり、民間人の多くが殺され、多くの国々の資源が失われた。」

 同様に、人々の平和と安全のためになりえた才能が失われ、莫大な軍事費が無駄に費やされ、世界で激しい軍拡競争が、特に西アジアにおいて引き起こされ、国際的な平和機関の機能が失われた。

 DAFUSの司令官は指摘した。「私に言わせれば、平和維持軍は、神聖な軍服を着ている以上、軍服を着ていつでも戦争に出られるよう準備を整えている者たちである」

 ヴァリーヴァンド司令官は平和学と難民・捕虜・行方不明者関連業務での協力の必要性を強調して述べた。「平和、防衛及び戦争に関する国際的なワークショップを、できれば各国の防衛・戦争大学[士官学校]にて開催すべきである。」

 彼は述べた。「平和研究の実施や平和教育のための専門家の派遣のような措置を、同盟国や友好国の支援を得て共に進めていく用意がある。」

 司令官は終わりに、以下のように強調した。「世界が平和に向かって歩みを進めるべきであり、口先で平和を語るだけの者たちを拒絶するべきであると我々は信じている。」


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翻訳者:SK
記事ID:49914