ギュレン派大学内組織、捜査すすむ-39人逮捕

2020年11月21日付 Cumhuriyet 紙

ギュレン派テロ組織(FETÖ)は7月15日クーデターの企ての後に始まった「現在の大学生組織」の捜査の範囲で行われた2つの作戦で、学生組織の首謀者たちをも含む39人の容疑者を逮捕した。

イスタンブル共和国主席検察テロ犯罪捜査局が進めた捜査では、およそ1年前に組織が暗号化コミュニケーションアプリByLockを使用したために逮捕されたM.C.容疑者から得られた電子データの証拠に、2019、2020年の学生寮に関する詳細な情報が含まれていたと明らかになった。

検察の指示の後、国家諜報機関(MİT)イスタンブル地域局とイスタンブル密輸犯罪対策支局のメンバーにより行われた調査で、FETÖの2019、2020年の学生組織に対する活動が解読され公に開放された場所での会議やピクニックのようなイベントを行ったと明らかになった。

通信傍受による捜査及び尾行、張り込み捜査の結果、7月15日クーデターの企ての後、様々な県からイスタンブルへ大学で勉強するためにやってきた学生たちに、FETÖ所有の学生寮に住むよう誘導が行われたと判明した。捜査では組織の「現在の大学生組織」のうち首謀者の容疑者8名とこれに属する組織の家に滞在する大学生たちが特定された。

学生たちのうち首謀と特定された容疑者たちの数人がFETÖの捜査での逃亡者であることや、現在まで逮捕から逃れるために「空き家に」隠れていたことが捜査の結果明らかになった。

◼︎自白した容疑者たちは新しい情報を出した

この情報に照らして捜査に入ったメンバーは、はじめの作戦を11月13日にイスタンブルを中心とする7県で実現し、容疑者28名を逮捕した。

逮捕された容疑者のうち5名は情状規定を利用し自白した。容疑者たちは組織の7月15日クーデターの企ての後の、イスタンブルの大学生に対する組織活動について情報を出した。
得られた証言をもとに、新しく特定した人物に対して2度目の作戦を今朝実行し、さらに容疑者11名が逮捕された。
一連の作戦で多くの電子的なデータや組織の資料が得られた一方で、学生の首謀者を含む39名について警察での手続きが続いていると伝えられた。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:50214