独外相の主張に対するザリーフ外相の反応 イランに要求する前になすべき事柄

2020年12月04日付 Hamshahri 紙

 “イランのザリーフ外相は金曜日、欧州はイランに要求をする前に、まず自身の「核合意」違反を止めるべきだとツイートした”

【ハムシャフリー電子版】イランのモハンマド・ジャヴァード・ザリーフ外相は自身のツイッターに「ドイツのハイコ・マース外相とその他の3つの欧州諸国は、イランが何をすべきかを主張する前に以下のことを実行しなければならない。それは、不快な新型コロナウイルスに関係する人種差別的政策の停止、国連安全保障理事会決議2231号の遵守、包括的共同作業計画(JCPOA)[訳注:いわゆるイラン核合意]違反の停止、ペルシア湾岸への1,000億ドルの武器売却とイスラエルのテロ活動に対する盲目的な支援などを含む、我々の地域に対する敵対的な行為の停止である」と投稿した。

 同氏はまた別のツイートで、「我々はクウェートが示したペルシア湾における認識を歓迎する。イランの持続的な政策とは、外交、近隣諸国との良好な関係、そして地域における対話だ。我々は、歩み寄りが域内の全ての人々のための政治的・経済的安定性と発展に貢献することを願っている」と綴った。

 イラン当局者が既に交渉した合意に関しては交渉を実施しないと強調しているのに対し、ドイツ外相はイランとの2015年合意はもはや十分ではないと主張し、イランの弾道ミサイル問題も含めた新しいより包括的な核合意の締結を希望した。


[この記事の原文のタイトルは、直訳すれば『独外相の主張に対するザリーフ外相の反応:イランに要求する前になすべき3つの事柄』であるが、本文中で挙げられている事柄が3つ以上存在するため、翻訳者の判断により翻訳文では数詞を省略した。]


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翻訳者:KMMK
記事ID:50278