イラン防空基地副司令官「B52爆撃機の動きは常に監視下にある」

2020年12月12日付 Hamshahri 紙

 イラン防空基地副司令官は、B52爆撃機のイラン国境150メートル以上の距離での飛行など、すべての地域的及び超地域的な軍事行動は監視下にあるとし、「ほんのわずかな領空の侵犯に対しても、厳しい空防衛措置が講じられるだろう。」と述べた。

【ハムシャフリー電子版】イラン・イスラーム共和国軍の広報によると、イラン防空基地副司令官の将校ガーデル・ラヒームザーデ准将は、防空作戦司令部を視察し、「国家空域は我々のレッドラインの一つであり、敵が以前経験したように、ほんのわずかな領空の侵犯に対しても、激烈な対空防衛措置が講じられることになるだろう。」と述べた。

 続けて、ラヒームザーデ准将は超地域軍によるいくつかの地域的な航空活動に言及し、「わが国のペルシア湾南部空域の境界線から150キロメートル以上の地点でのB52爆撃機の飛行など、地域軍及び超地域軍の全行動は、常にイラン統合空基地の監視下にある。」と述べた。

 また、彼はこの地域におけるイランの戦略的状況と相次ぐ神聖なイラン・イスラーム共和国体制に対する敵意に言及し、以下のことを保証した。「わが国の防空基地は完全な防衛網により、瞬時に様々な種類の有人及び無人航空機の動きを監視し、分析する。そして、敵の目的と行動を予測し、状況に合わせた作戦を立て実行する。」

 そして、地域の一部の国が自国の安全のために地域及び地域横断的な国々の協力を得ようしていることについて言及しつつ、このような傾向が、先週いくつかの近隣諸国が連携しペルシア湾南の空域及び飛行情報区(FIR)の外側で実施した飛行のような、わが国周辺空域での一連の航空活動に帰着したとし、「我々は、近隣諸国のこうした動きのすべてを把握しており、常にそれらを国家防空情報作戦本部で監視している。」と語った。

 最後に、ラヒームザーデ准将は国家防空作戦司令部の対策は非常に望ましいものであると評価し、「わが国のハータモルアンビヤー(彼と彼の一門に神の祝福と平安あれ)防空基地に対する我々の誇りは、国軍、革命防衛隊いずれの武装軍においてもこの基地の壮健で責任感の強い若者が、完全な団結と結束を備えた国家防空の大きな担い手として、イラン国民の安寧と平安の源である、ということである。」と述べた。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:SK
記事ID:50343