ソイル内相の攻撃に応えるージュムフーリエト紙

2021年05月21日付 Cumhuriyet 紙
スレイマン・ソイル内務大臣は昨夜、TRTニュースチャンネルの番組で我々ジュムフーリエト紙を再び槍玉に挙げた。

知られているように、トルコでは連立政権のとある声明によって直接助けられているマフィア指導者を含む犯罪組織の指導者、個人、黒い関係を持つ政治家、官僚らとの闘いが行われている。

この闘いで最も名前を聞く人の筆頭はスレイマン・ソイル内相だ。

マフィア組織と繋がりのある記者と親しい友人関係にあり、裏社会の指導者にメッセージを送り、政府関係者を守り話を聞かれないために音波を妨害する機械を使用したなどの告発を受けているスレイマン・ソイル内相は、この告発に対して明確にそして真摯に回答する代わりに、自身の政治的地位を守る目的で自らを批判した野党や、事態の進捗を人々に伝えるという任務があるジュムフーリエト紙を槍玉に挙げた。

スレイマン・ソイル内相は事件を混乱させ、また事態を捏造している。

ソイル内相はTRTニュースチャンネルの番組でジュムフーリエト紙を断罪したが、その際彼が示した例の殆どはジャン・デュンダルなど第2共和制時代の一団がジュムフーリエト紙を主導していた時期のものだ。一方で今日のジュムフーリエト紙は、この一団による報道の特徴・態度に対してジュムフーリエト紙が読者・労働者と一緒に行った4年間にわたる法廷闘争と裁判所による決定の結果、指導的立場に就いた共和主義者によって発行されているものだ。

ジュムフーリエト紙は2018年9月初頭に、アタテュルクが名付けユヌス・ナーディが創立した本誌が共和主義の立場に立っていると人々に宣言した。

この立場があらゆる犯罪やテロ組織と関連付けられることは、意図的な捻じ曲げと同じだ。

ジュムフーリエト紙の立場は明快・明確だ。民主主義、世俗主義、自由、独立、そして国家の統一に沿ったものだ。

ジュムフーリエト紙は読者の支援によって成り立っているもので、民主主義や自由に敵対するあらゆる黒い力、マフィア、犯罪組織、それに彼らと協働している政府・政治家に対抗し、報道・著作・文筆によって闘うことが任務だと知っている。


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翻訳者:神谷亮平
記事ID:51088