ガズィアンテプで麻薬密売人を捜索し逮捕するための捜査が始まった。5ヶ月間に及ぶ追跡ののち2,124人の警察が動員され、「ヴァタン（故郷）」と言う名前がつけられ、そして311人の容疑者が関与していた麻薬捜査では、253人が逮捕された。ガジズィアンテプ県のダヴト・ギュル知事は、捜査が共和国史上、薬物犯罪に対して１度に行われた中で最大の捜査となったと話した。

内務省と警察総局薬物犯罪対策本部によって、ガズィアンテプで麻薬密売人を捜索し逮捕するための捜査が始まった。ガズィアンテプ共和国検事局が開始した捜査の中で、通信傍受による捜査及び尾行、張り込み捜査を行った警察部隊は、「運び屋」と名付けられた薬物密売人311名に容疑をかけた。　

■夜明けの「ヴァタン」捜査

警察部隊の調査が完了し、名前と住所が明らかになった容疑者を逮捕するために昨日の夜明けに265件の住所に一斉に「ヴァタン」と名付けられた捜査が行われた。特殊機動部隊も加わり、ヘリコプターの応援もあった捜査では253人の容疑者が逮捕された。容疑者宅の家宅捜索では、13丁のピストルと8丁のライフルとともに、様々な種類の薬物や測り、そして薬物密売で手に入れたと見られる金銭が取り押さえられた。調査では、今後も捜査は続けられ、住所で見つけられなかった58人の逮捕が目指されている。

■さまざまな種類の薬物が取り押さえられた

ガズィアンテプ県のダヴト・ギュル知事は、アフメト・アシュクン・ソウト県警察副署長とともに記者会見を開いた。会見では、253人が逮捕された捜査が共和国史上、薬物犯罪に対して１度に行われた中で最大の捜査となったと話したギュル知事は、「ガズィアンテプで薬物犯罪に関して2年間力を入れ続けてきた調査があった。これにより、過去に23の大きな捜査が行われた。しかしながら昨日内務省の指示と警察総局の調整で一斉捜査が行われた。5年に亘る実地調査の結果、311人の容疑者に対して捜査が行われた。この中の253人を逮捕した。253人の家宅捜索では、13丁のピストルと8丁のライフル、そして大量の薬物を取り押さえた。逮捕者は、通りで「運び屋」と呼んでいた薬物密売人や薬物を提供していた人であった。捜査ではさまざまな種類の薬物も取り押さえられた。捜査の中で311人の追跡の際、「最強の薬物警察は母」プロジェクトと「睡眠」プロジェクトの導入が私たちに大きく貢献した。共和国史上、薬物犯罪に対して１度に行われた中で最大の捜査となった。まだ逮捕できていない58人の容疑者がいる。彼らを早いうちに逮捕したい」と述べた。

ギュル知事は、2,124人の警察の動員で構成された388の部隊が導入された捜査では、容疑者を5ヶ月にわたる調査で捜索し、家宅捜査で逮捕したことを述べ、この後の過程でも薬物対策を止まることなく続けていくと話した。一方で253人の容疑者は、警察での事情聴取終了後、「薬物の生産と販売」と「薬物の使用と所持」の容疑で裁判所に移送されると伝えられた。