ダマーヴァンド山頂上の活火山化を否定

2021年06月23日付 Hamshahri 紙

マーザンダラーン当局は、地質学の専門家と共にダマーヴァンド山頂上における火山活動を否定し、インターネット上にアップロードされた動画は地元の人々にとっては見慣れたダマーヴァンド山頂上の平常時の様子であるとした。
IRNA[イスラーム共和国通信]によると、ダマーヴァンド山頂上の動画が本日[西暦2021年6月23日]朝、SNSとインターネット上で共有され、火口から煙が出てくる様子が映されている。携帯電話でこの場面を撮影し、その瞬間を本日アップロードした人物は、「溶岩」がダマーヴァンド山頂の火口より流れ出てきたと主張しており、ダマーヴァンド山頂上の火山活動が活発化しているとしている。
ラーリージャーン郡長ユーヌス・ヘイダリー氏は、ダマーヴァンド山頂の活火山化を否定しつつ、「ダマーヴァンド山頂の様子について、何ら変化は見られていない。」と述べた。
同氏はインターネット上にアップロードされた動画を見た後、次のように説明した。「ダマーヴァンド山頂の火口から出てきているのは、溶岩ではない。地元の人々は見慣れた平常時の様子であり、晴天の気象条件の下で見られるものだ。」
同氏はまた、「硫黄地帯においてこうした埃を観測することは普通の事であり、ラーリージャーンの人々にもよく知られていることだ。」と強調した。

・ダマーヴァンド山は監視下にある
 マーザンダラーンの地質調査長メフルザード・ガンボルザード氏もまた、ダマーヴァンド山頂上におけるあらゆる火山活動を否定し次のように語った。「ダマーヴァンド山の状況に関するあらゆる活動および変化の発生は、監視下に置かれている。活火山化に関する総合的で根拠のある情報は、これまでのところ存在していない。」
 同氏は次のように続けた。「インターネット上の動画は、ダマーヴァンド山の活火山化かの根拠としては科学的根拠に乏しい。ダマーヴァンド山の活火山化には、起こらねばならない相互作用と変化が必要となるが、今の期間中に活火山化の根拠となるようなことは一切発生していなかった。」
 同氏は「ダマーヴァンド山の再活火山化は、根本的かつ大規模な変化につながるが、そのうちの一つとしては周辺の泉の状態を変化させることが挙げられる。」と話した。
 同氏はまた、「埃やガス、また蒸気のみがダマーヴァンド山火口から流れ出し、その地域においてそれ以外の変化を生じさせない場合は、確実に活火山化ではない。」と強調した。

・火山には溶融物質がある
 イラン地質調査・鉱物探査機構の地球科学研究所のジャリール・ガラムガーシュ准教授は、動画を受け取り視聴した後、「この状況は、ダマーヴァンド山の活火山化では確実にない。」と述べた。
 同氏は、「あまり鮮明ではないこの動画では、火口からの溶融物質と噴火が全く見られず、気にする必要のないものだ。」と加え、次のように強調した。「当然、ダマーヴァンド山頂上からの煙の流出は今に始まったことではなく、流布している動画中の煙の量も気にするほどの量でもない。」
 同氏はこの動画がダマーヴァンド山頂上を映したものといえる十分な根拠もないため、ダマーヴァンド山と関係のないものである可能性もあるとしながら、次のように続けた。「溶岩がある火山の区域から流出するとき、地元の人々がすぐに気づき、現地メディアがその情報を掴み、国際的に初のニュースとなるが、この動画には見られないことである。確実に言えるのは、これがダマーヴァンド山頂上の動画であったとしても、動画中の状況は地元の人々にとっては平常であるということだ。」


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翻訳者:AH
記事ID:51511