大統領宮殿、6年間の決算書

2021年10月10日付 Cumhuriyet 紙

会計検査院は、2015年以降の大統領宮殿の決算に関する監査報告書を発表した。報告書には大統領宮殿の収入支出が記された。

厨房、清掃、衣服、修繕など多くの項目で大統領宮殿の支出が増加した。

ソズジュ紙によると、2015年から2020年の間に12の項目で2億8070万4000リラ(約35億円)が使用された。

■保健関係の支出が最大

同紙によるとこの6年間で、事務用品に1434万リラ(約1.8億円)、厨房に1877万リラ(約2.3億円)、医療資材と研究費用を含む医療設備に6621万リラ(約8.2億円)が費やされた。

保健関係の支出は支出12項目中で額が最大となった。これには、新型コロナウイルスの流行をうけて2020年に検査やマスクに5100万リラ(約6.3億円)が使われたことが影響した。

清掃に2218万リラ(約2.8億円)、衣料品および小間物には5420万リラ(約6.8億円)が使われた。

農薬や殺虫剤の散布には1096万リラ(約1.4億円)、動物保護には8.1万リラ(約100万円)、エサには73万リラ(約900万円)が使用された。

大統領府の建物の維持には6371万リラ(約7.9億円)、部品交換に2384万リラ(約3億円)、公用車のタイヤに532万リラ(6600万円)、スポーツ用品には34万リラ(約400万円)が支払われた。

大統領府の12項目の合計支出は、2015年に1428万リラ(約1.8億円)、2016年に1900万リラ(約2.3億円)、2018年に3470万リラ(約4.3億円)、2019年に4850万リラ(約6億円)、2020年に1億3525万リラ(約16.7億円)となった。


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翻訳者:麻生充仁
記事ID:51688