モロッコ:スペインに対するイメージが他国と比べ最悪の水準に低下

2021年10月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国際調査:モロッコにおけるスペインのイメージは世界のほかの国と比べてもっとも悪い

【マドリード:本紙】

スペインの公式戦略思考研究機関が実施した世論調査によると、同国はモロッコ人から否定的な評価を受けており、それは世界のほかの国(からの評価)と比べてもっとも悪い数値であった。それはジブラルタル海峡の両岸の人々がもつ世論の亀裂が深刻化していることを示している。

戦略思考研究機関「レアル・エルカノ」は昨今、世界の持つスペインへのイメージに関する研究を発表した。すなわち世界各国、なかでもスペインにとって重要と見なされるEU加盟国やラテンアメリカ、主要大国、またモロッコなどの隣国の人々が、どのようにスペインを捉えているかを調査したのである。

多くの国は国際世論調査に際し自国のポジティブなイメージを示すことに熱心であり、同様の件に関して多くの予算を割り当てている。特に政府の残虐行為を隠ぺいするためによいイメージを飾りたいと考える非民主的な諸国家について考えれば、こうした執着は外交業務の中心になり、多くの企業が利益を得る機会ともなった。

(後略)


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翻訳者:落合美月
記事ID:51710