アラビア語:シリアと日本を結ぶ懸け橋…東京外国語大学でアラビア語教育特別プログラムが開始(2)

2021年10月26日付 その他 - Sputnik News 紙

■アジア大陸の両端にある二か国...シリアと日本の懸け橋

【スプートニク・アラビー】

シリアに来られなかった人のもとへシリアが赴く

アターッラー氏は、「東京外国語大学はダマスカスにある『非ネイティブスピーカーのためのアラビア語教育センター』で学んだ日本のアラビア語教育の責任者たちからの素晴らしい評判を聞き、同様のプログラムの協力相手としてシリアを選んだ」と指摘した。同氏はさらに以下のように付言した。「青山教授はシリアの人々がアラビア語を巧みに操ることを知り、そのためダマスカスと東京の間で言語交換の機会を設けることを望んでいました。彼は以前シリアを幾度となく訪問した際に受けた、シリアの人々の暖かいもてなしへの賞賛を表しました。彼は日本の学生たちがダマスカスを訪れることを希望しているのですが、現時点ではこれには困難が伴います。そのため彼は、このような言語の懸け橋が彼らの目標の一部を実現すると考えたのです」。

同氏は次のように続けた。「アラビア語を学びたい学生がシリアに来られないのであれば、シリアがインターネット遠隔教育プログラムを通じてその学生のもとに赴きます。このプログラムは日本の各大学にアラビア語を普及させ、さらに世界中の国々に同様の経験を広めるため、当センターにとっての大きく新たな地平を開きます。これは、当センターのもつ神聖な義務と基本的な目的に合致するものです。我々運営部は、このような経験が他の諸外国にも広まり、アラビア語を学びたいと考える世界中の人たちにとってその学習が容易になることを望んでいます」。

(後略)

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:51766