エジプト:夫から暴行を受けた女性がSNS上で助けを求める

2022年01月13日付 al-Quds al-Arabi 紙

■エジプト人女性が夫から殴打され、Facebook配信を通じて助けを求める

【本紙】

若い新婚のエジプト人女性が夫から暴行を受けたのち、SNSのユーザーらに、自身への保護を提供するよう管轄当局に通報することによって、自身を危険から助け出すよう求めた。

ハヤーさん(21歳)は夫から激しい暴行を受けたのち、フェイスブックの配信機能を通じて泣きながら助けを求める動画を公開した。彼女はそのなかでSNSのプラットフォーム上での幅広い連帯運動を展開するよう求めた。

若いエジプト人女性はビデオ・クリップのなかで、部屋の中で泣き叫びながら夫に対しドアを開放することを拒否する姿で現れた。この男性は妻に暴力を振るい、その身体のいたるところにはっきりとしたあざを残したたうえ、彼女にドアを開けるよう要求していたものと思われる。彼女はその要求を拒絶した。

彼女は扉を開けることをはっきりと拒絶しながら、ドアを激しく叩き続ける夫から受けている苦痛から自身を解放する誰かが到着するまで、この部屋から決して出ないと話した。

Facebookのユーザーらは、ハッシュタグ「#ウンクズー・ハヤー(ハヤーを救って)」とともにこの動画をシェアしあった。同時にハヤーさんは、自分の住所と危害を加えた当事者の名前を共有し、自身の生命が危険にさらされていることを強調した。

SNSユーザーらは同様に、内務省や司法長官に対し、迅速に彼女を救助しその生命を保護するよう求めた。


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翻訳者:伊藤隆
記事ID:52234