■イスラエルがガザ地区への医療機材の搬入を禁止し、コロナの危機とともに患者たちの苦難が増大
【ガザ:本紙】
さらに同氏は、「ガザ地区内の患者たちに対する『体系的な殺害政策』を実施している」として占領政体を非難しつつ、同体制が同地区に「保健包囲」を課していると強調した。
さらに国際機関に対し、必要とされる当該の診察器具の搬入を許可するよう占領政体に圧力をかけることを要請した。また「患者たちの治療へのアクセスを可能にするため、保健省はあらゆる方法を尽くすだろう」と指摘した。
アッバース氏はガザ地区におけるコロナウイルス関連の疫学的状況に言及し、確認された感染例のうち70%が「オミクロン」変異株によるものであったことを明らかにした。
さらに「占領政体は、世界がコロナウイルス・パンデミックの新たな波に立ち向かう準備をしている状況のなかで同様の侵害行為を実行している」と強調し、「ガザ地区における新たな波の始まりとオミクロン株感染者数の増加にともない、ガザのパレスチナ人が備えを強化する緊急の必要性が存在する」と指摘した。
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