■ドイツに暮らす若者が自らの口座に誤って振り込まれた40万ユーロを返金、当局から感謝のフード・バスケット

【スーリーヤ・ネット】

ドイツに暮らすシリア人の若者が、自身の銀行口座に誤って送金された40万ユーロを返金した。彼はドイツ当局から謝意を受け、果物や蜂蜜、ジャムで満たされたバスケットを受けとった。

ドイツのウェブサイト「SWR」によると、クサイ・タージルさんは今年1月の始め、自身の銀行口座に3回にわたって不審な送金（総額40万ユーロ）がなされていることに気づき、警察に通報した。その後、本来の送金先の口座が変更されていたため、誤って処理がなされたことが原因であったことが判明した。

タージルさんは通報の見返りとしてドイツ当局から謝意を受け、ジュース、ジャム、蜂蜜、多くの果物で満たされたバスケットを受けとった。31歳になる彼はこのプレゼントに喜び、「感謝されるようなことは何もしていない」と述べた。

欧州やトルコのメディアは、自身が発見した金を返却したシリア人たちを取り上げたストーリーやニュースを、彼らの正直さに敬意を示すために掲載した。