■エルドアン大統領が国内のメディアに対し新たな抑圧的措置を講じる
【通信各社】
トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、「トルコにおける愛国的文化の保護」という口実のもと、メディアに対して新たな抑圧的措置をとると脅迫した。
シリア国営通信は昨日土曜日、トルコ政府官報に掲載されたエルドアン大統領の声明を次のように引用した。「我々の愛国的・道徳的な価値規範を傷つけ、家族構造や社会構造に損害を与えることを目的として、メディアを通じてなされる公然あるいは秘密の活動に対しては、法的な措置がとられることになる」。ただし同大統領は、言及されている活動の内容・性質あるいはこれらに対してとられる具体的な措置を明確に規定することはなかった。
ここ数年でトルコの主要なメディアの約90%は国営あるいは政府寄りの存在となっているが、トルコのアナリストの多くはこのエルドアン大統領の脅しについて、メディアへの検閲をさらに強化するための一歩だとみなした。
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