ISのためTwitterで「犠牲祭への支援」呼びかけ、23人拘束

2022年02月11日付 Cumhuriyet 紙


ソーシャルメディア上で「犠牲獣代」の名目で、シリアのISに送る寄付金が募られていたことが明らかになった。捜査の結果、ISと繋がりのある23名が拘束された。


イスタンブル警察テロ対策支部局は、テロ資金集めの防止に関する取り組みで、「Dar'ul Erkam Fisebillah(@darul_erkam1)」と称するTwitterアカウントが「皆様の寄付が〔神への〕捧げもの〔犠牲獣〕となるように」とするスローガンとともに、「犠牲獣代」の名目でシリアのISメンバー等協力者に送る寄付金を募っていたことを明らかにした。

問題となっている850トルコリラ相当の代金は、「ヤヴズ・セリム1」名義の銀行口座に振り込まれるようになっていた。これにより、「ヤヴズ・セリム1」名義で登録されている銀行口座に関し、金融犯罪研究機構局(MASAK)は調査結果を発表した。

■取引記録に捜査
調査結果によれば、ISの資金提供を行っていると判断された「ヤヴズ・セリム1」名義の取引記録は、金融犯罪研究機構局によってイスタンブル共和国検察局へ送られた。取引記録の捜査により、イスタンブルに住民登録があり、ISと接触ないし密接な関係がある23名が、6415号法「テロ組織資金集め防止に関する法」に違反したとして事情聴取されている。

■26ヵ所で捜査
捜査の一環として今朝、イスタンブル県およびブルサ県の合計26ヵ所の異なる場所で同時捜査が行われた。捜査の結果、22名が拘束された。


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翻訳者:今城尚彦
記事ID:52507