パレスチナ:青年団体による「私たちの街のゴミ箱」イニシアチブ (3)

2022年02月12日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ガザ:青年団体は家庭ごみの収集とリサイクルのために「私たちの街のゴミ箱」イニシアチブを始める

【本紙:イスマーイール・アブドゥルハーディー】

サッラージュ市長は「青年たちが始めたイニシアチブの考えは、自治体の支援をもとにした、ごみの分別プロセスにおける団体・市民間の協働と参加のうえに成り立つものである。自治体はプロジェクトの実行を始めるにあたり団体を支援してきた」と述べた。そして、団体の精神とイニシアチブの成功のための献身を持って活動を行うことと、自治体と青年たちの努力によって、廃棄物の有効利用とリサイクルが行われ、自分たちの街が清潔になるまで同イニシアチブを残りの地域に普及することの重要性を強調した。

「私たちの街のゴミ箱」イニシアチブの調整役のアクラム・ザクート氏は「ごみの量の増加と集積場の寿命の終わりは、私たちが団体としてイニシアチブを始めることを後押しした。住民の居住地に近い集積場のなかでごみを積み上げることに代わる案の実現と、ごみのリサイクルを通じた有効利用を目指すイニシアチブである」と話す。

ザクート氏が本紙に語ったところによると、イニシアチブは廃棄物の分別の適用と、以下のように三つの色で分類されたゴミ箱の配置のための啓発普及活動を目的としている。緑色は食べ残しなど生物分解性廃棄物(生ごみ類)、青色はプラスチックや紙、鉄など非生物分解性廃棄物(資源ごみ類)、黄色はマスクなど再利用できない廃棄物に割り当てられる。


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翻訳者:中鉢夏輝
記事ID:52546