シリア:シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち(1)

2022年01月09日付 al-Watan 紙

■シリア人児童を悪用して物乞いビジネスに手を染めるトルコの「マフィア」たち

【ダマスカス:本紙】

いわゆる「乞食業」は、トルコにおける新機軸の源泉であり拠点となった。トルコの「マフィア」が物乞いビジネスにおける投資計画の材料として子供たちを利用し、同様のスキームのうちにシリアの子供たちを搾取しているためである。彼らは貧しい家庭から誘拐され、あるいは金銭と引き換えにレンタルされた子供たちであり、違法な手段によってイスタンブールに移送され、特定の地点に配分されたのちに物乞い活動を強制されるのである。

イスタンブールは、ドルやユーロを貯めこんだ観光客が集まるため、物乞いにとって非常に適した場所だと考えられる。またペテン師を発見することも特定することも困難であるため、彼らにとって心地よい場所でもあり、同様に、そこに居住するための費用の高騰に適応することができなかった貧しい人々が集まる地点でもある。そして複数の反体制系ウェブサイトが報じたところによると、そうした貧しい人々に残された道は物乞いになるか、子供たちを搾取させ物乞いを強制させるために彼らを「マフィア」に貸し出すことの2択なのだという。

「マフィア」は物乞いビジネスにおける投資計画の材料として子供たちを利用し、イスタンブール市内で商業活動や人の往来が激しい各地点(地下鉄の駅、メトロバスの駅、モスクの入り口、人が集まるバザールなど)に彼らを配分するのである。

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52551