シリア:UNHCRヨルダン事務所代表はシリア難民が近々帰国することが困難であるとの見解を示す(4)

2022年01月13日付 その他 - al-Souria.net 紙

■UNHCRヨルダン事務所代表「シリア難民が直近のなかで帰国することは困難」

【スーリーヤ・ネット】

さらに、ヨルダンは自国領内に約130万人のシリア人が居住していると発表した。

バーチ氏によると、UNHCRヨルダン事務所は、同国とアサド政権との国境検問所が再開されたのちであっても、シリアに帰国する人々が増加したことは確認できなかったという。

シリアの体制は、同体制の政府が推進しているシリア難民の「尊厳ある」帰国を保証するための措置について盛んに宣伝している。これに先立ち同体制は2020年11月、ロシアによる後援のもとで、難民の帰還を「奨励」する方法を議論するための会議を開催していた。

同体制の行動は人権をめぐる議論を巻き起こし、実際に市民社会組織、人権団体、メディア団体、人道組織などが「難民会議」と銘打たれたこの会議を批判した。彼らはその際「ロシアがアサド政権を救う試みのなかで実行したあらゆる犯罪・残虐性にもかかわらず、同国は究極の厚顔無恥をもって、アサド政権が『シリア人たちが自身の地域に帰還し、自宅に戻ることを妨害した』という事実を忘れながら、難民たちのための会議を呼びかけている」。

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52624