イラク:イラク人歌手イルハーム・ミドファイー「イラクの歌曲における悲哀は歴史と悲劇の反映」(2)

2022年02月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク:イラク人歌手イルハーム・ミドファイー「イラクの歌曲における悲哀は歴史と悲劇の反映」(2)

【対談者:ムスタファー・ハリール】

◯あなたはコロナの最中、ご自宅のベランダから人々に向けて歌っておりますが、イルハーム・ミドファイーが継続して全精力を傾けるその源はどこにあるのでしょうか。

●ミドファイー:継続というのは重要で、希望というのも希求されますが、芸能人がその提供をやめる特定の年齢なるものは存在しません。特に、芸術家が要求された表現方法とレベルで音楽パフォーマンスを提供する能力を未だ有しているならば、その人気は人口に膾炙していることになります。

コロナに関しては、生活のあらゆる面における変化の原因ではありますが、私は世界の芸術家の中でもヨルダンの首都アンマンにあるローマ劇場で大規模な(オンライン)イベントを提供した先駆者の一人であります。私たちはそのイベントをコロナ感染ピーク時に提供し、世界中の愛するファンの皆さんとのコミュニケーションに精力を注いできました。そして、ファンもまた私に大きな愛情を注いでいますが、それは永遠に終わることも、止まることもないでしょう。

◯近頃あなたが準備なさっている活動は何でしょうか。

●ミドファイー:アンマンでの最後のイベント以来、イラクで最も美しい歌声の持ち主の一人である芸術家ナーディーン・ハーリディーとともに「バアダ・ギヤーブ(いなくなってから)」という歌を発表しました。彼女はスウェーデンの有名なバンド「タラブバンド(Trabband)」のリーダーで、演奏家、作曲家、作詞家でもあり、卓越した表現方法で芸術を提供しています。私たちは「バアダ・ギヤーブ」という名前で新作品を提供することを決めました。この新曲はコロナ終焉後の段階において希望と生活を取り戻す(メッセージ)に等しいもので、ここ最近ですと「ヘルワ・ヤールバグダーディーヤ(美しきバグダードの女よ)」をリリースしました。この曲はアラブ世界で成功するあらゆるアラブ人女性に対して贈られていますが、そもそもこの歌は私の友人で芸術家でもあるマルフーム・サラーフ・アブドゥルガフールに宛てられたもので、1970年代に広まった楽曲のうちの一つですが、最近になって特別な表現方法で発表しました。

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翻訳者:片居木周平
記事ID:52686