イラク:イラク人歌手イルハーム・ミドファイー「イラクの歌曲における悲哀は歴史と悲劇の反映」(7)

2022年02月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イラク:イラク人歌手イルハーム・ミドファイー「イラクの歌曲における悲哀は歴史と悲劇の反映」(7)

【対談者:ムスタファー・ハリール】

◯イルハーミーヤートとはなんでしょうか。

●ミドファイー:私が過去23年間提供してきた歌の数々でして、今はマネージャーを兼任している息子のムハンマドが楽曲の生産に努めています。今後はミュージックビデオの撮影を通して昔のアラブ名曲集を発表し、これら楽曲のストーリーも公開されます。その重要性の一方、ファンのもとに顕著な反響を実現させるためでもあります。

◯あなたはチュニジア人詩人アビー・カースィム・シャービーに向けて歌い、イラク人で初めてニザール・カッバーニーのために歌いましたが、もしよろしければこの経験についてお話いただけませんか。

●ミドファイー:チュニジアの大詩人アビー・カースィム・シャービーに対し、彼の「イスクニー・ヤージラーフ」という歌を70年代に作曲しましたが、3年前にそれを異なったイメージで収録・提供したことでファンの皆さんの気に入るところになりました。ニザール・カッバーニーについて申し上げますと、個人的な関係が私を偉大なる故人と結びつけていますが、それ以外ですとニザール・カッバーニーの妻バルキースと私自身が親族関係にあります。70年代にニザールのために「バグダードの歌」をも作曲し、この曲は「バグダード・アルバム」に収録されています。彼の長編詩集に私は大きな影響を受けました。なぜなら、ニザールは彼の研ぎ澄まされた感性で詩を書いているのですが、それがあたかも日没時のティグリス川を目前にして立ち止まっているかのごとくあなたを感受させる、そのような領域に達しているからです。

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翻訳者:片居木周平
記事ID:52691