シリア:「オミクロン」変異株が蔓延するシリア北西部 (2)

2022年02月18日付 その他 - al-Souria.net 紙

■イドリブ県の「保健局」がアレッポ県郊外およびイドリブ県郊外で「オミクロン」変異株が蔓延していることを明らかに

【スーリーヤ・ネット】

同チームは感染対策諸措置を遵守することに加え、新型コロナウイルス・ワクチンを接種する必要性を強調した。

同地域では、これまで医療セクターが感染者を受け入れられないという人道的危機発生していたのち、2か月前には新型コロナウイルス第2波が減退したことが確認されていた。

シリア・ワクチンチームのイドリブ県担当責任者であるリフアト・ファラハート医師は、本サイトによるインタビューのなかで以前次のように述べていた。「新型コロナウイルスの波が減退している時期は、対ウイルスワクチンを接種するにあたって絶好のタイミングである」。

ファラハート医師は、世界中の先進国が行っていることに倣って、「新型コロナウイルスに立ち向かうための唯一の手段はワクチン接種である」との見解を示した。

イドリブ県「保健省」の統計によると、同地域に暮らす人々のうちワクチン接種をすでに終えた人の割合は約8%である。

シリア北西部には昨年12月、米国の「ジョンソン・アンド・ジョンソン」社製のワクチンのパッケージが届けられていた。同地域において米国製ワクチンの導入事例はこれまでなかった。

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52755