ロシアによるウクライナに対する侵略が9日目になり、現地から新しいニュースが入り続けている。ウクライナの元指導者であるペトロ・ポロシェンコは、CNN Türkでインタビューを受けた。「プーチンに勝ち目はない」と語るポロシェンコは、「今日の終わりにNATOが我々に戦闘機を供給してくれればそれで事足りる」と述べた。

ペトロ・ポロシェンコの述べたところは以下の通りである。
特に今音が聞こえているでしょう。サイレンが鳴っている。ロシアのミサイルは再びウクライナの空から落ちている。ここでは戦況は変化している。

■原発で起きていること
ヨーロッパ最大の原発を彼らは標的にした。この状況は核の大惨事に繋がりかねない。ここでの放射線の漏出に天井はない。プーチンは贖わなければならない。国際刑事裁判所で裁かれる必要がある。

■「プーチンに勝ち目はない」
私はウクライナ国民だ。国を守るためにここにいる。この状況に関して情報をあなたたちに伝えたい。プーチンに勝ち目はない。ウクライナを手に入れることはできない。国際連合も見ている。ここからトルコに感謝を述べたい。我々にバイラクタル・ドローン戦闘機を供給してくれた。トルコ人たちの支援にも感謝している。ロシアによる侵略を受け入れず、我々を支援してくれた。こう考えている。世界が一致団結する時だ。

■「大惨事」
思うに、NATO加盟国はこのことを理解しなければならない。我々はここで戦っている。ウクライナ上空を飛行禁止にするのは、ウクライナの主権的権利である。9日で2000人を失った。多くの民間人や子供が死んだ。これは大惨事だ。人道的危機を引き起こしつつある。今日の終わりにも我々に今必要な分の戦闘機をNATOが供給してくれれば十分だ。

■「毎日制裁を発動しなければならない」
戦争が続く限り毎日制裁を発動しなければならない。経済制裁にのみ言及しているのではない、禁輸処置に関しても話し合われるべきであり、銀行システムからも切り離してしまうべきだ。

■プーチンへのメッセージ
ここから一言簡単なメッセージを述べたい。プーチンはウクライナから出ていけ。我々の持つ権利を取り上げたいと思っているのだろう。我々ウクライナ人は平和を欲しているが、必要であれば戦う。お前たちに勝ち目は全くない。