シリア:イスラーム国戦闘員の妻であったカザフ人女性はシリアで「地獄」を見つけた(3)

2022年02月06日付 al-Watan 紙

■「イスラーム国」戦闘員の妻であったカザフ人女性がシリアから帰国したのちにインタビューにこたえる。「夫はシリアで天国を見つけられると約束した、しかし私が見つけたものは地獄だった…」

【ダマスカス:本紙】

彼女が語ったところによると、彼女は夫に「隷属した」のち、彼とベラルーシおよびトルコを経由してシリアへと到達した。最初はすべてがうまくいっていたが、数々の衝突が発生するようになってから「約束された天国」は短時間で終焉したのだという。彼女は自身らが住んでいた街がどこであったかを明らかにすることはなかったが、それはまもなく包囲された。食糧や金銭は底をつき、状況はこれまでよりも大幅に困難になった。また彼女は、シリア国内で2番目となる子供を出産した際、環境がいかに不衛生だったかを想起した。

アスィールさんの話によると、彼女はシリアで暮らしていた5年間のなかで、夫とともにある街から他の場所へと移住したという。それと同時に彼女の夫は、結果的に彼の(別の)子供を産むことになった2人の女性と新たに結婚したのだという。

しかしその夫はある日、活動していた建物が爆弾攻撃にさらされた結果、帰らぬ人となった。彼女は未亡人となり、その後2人の子供とともに自国に帰還することを決めたのだという。

「シリア民主軍」の民兵らは、ハウル・キャンプのなかに、シリア国籍やイラク国籍の避難民たちのほか、イスラーム国に所属する数千人の戦闘員ら(彼らの多くは外国人である)やその家族たちを拘留している。

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翻訳者:メディア翻訳アラビア語班
記事ID:52890